ads.txtの書き方と設置方法

ads.txtは認定販売者を宣言するものです。これによりWebサイトで表示する広告は、そのサイト内の広告がサイト運営者が認定した販売者(この場合はAdSense)を通してのみ販売されるようにするのもです。

正直なところ、Google AdSenseの画面にこの警告が表示されるまで、こんなものがあることすら全く知りませんでしたw。しかし、数年前からこの取り組みは行われていて、ads.txtの仕様は2017年の春に開発されました。広告詐欺を減らすための仕組みとして、国内でも設置率が増えてきています。2019年3月の時点でads.txtのバージョンは1.0.2になります。

ads.txtについてより詳しくimpressの記事に説明があるので参考にどうぞ。

このads.txtの設置が必要なことだというのは、私のようにGoogle Adsenseへログインして表示される管理画面に「要注意 – ads.txt ファイルが含まれていないサイトがあります。収益に重大な影響が出ないよう、この問題を今すぐ修正してください。」という警告が表示されてから気づく人も多いと思います。

AdSense広告は問題なく表示されているので、何の警告だろう?とはじめは思いました。放置しておいたらどのような悪影響があるのか、実は分からないのですが、警告を放っておくのも気持ち悪いのでさっさと対処したいと思います。

ads.txtの書き方

ここではGoogle AdSenseに対応したads.txtの書き方を掲載します。書き方は簡単です。

「ads.txt」という名前のテキストファイルを以下の1行を含めて作成します。ads.txtのフォーマットはプレーンテキストでなければなりません。なので、リッチテキストにならないようにテキストエディタで入力し作成します。

ads.txtに含める行

google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, f08c47fec0942fa0

「pub-0000000000000000」の部分は設置するサイトのサイト運営者IDに置き換えてください。

Google AdSenseのヘルプにも記載されています。

ads.txtの設置方法

ads.txtファイルを作成できたら、サイトのトップにこのファイルを設置します。サイトのトップというのは、そのドメインのルートレベルです。例えば、https://example.comというアドレスでブラウザに表示されるHTMLファイルが置かれているWebサーバーのフォルダの先頭です。

例えばレンタルサーバーでは、

home
 ├─ example.com
     └─ public_html

となっているかもしれません。この場合はpublic_htmlがフォルダがドメインのルートレベルにあるフォルダの先頭になります。

ファイルの設置は他のものと同じくFTPソフトを使って行います。(コマンドでコピーしている人もいるかもしれませんが)

設置できたら、アクセスできるか確認します。ブラウザで以下のようなURLを入力して表示を確認します。

この場合は、

https://example.com/ads.txt

これでブラウザに先程入力した1行が表示できればOKです。あとは警告が消えるようになるのを待ちます。反映されるまでは24時間以上はかかるようです。

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