気づけばHHKBをずっと使ってる

そういえば

先日Webのニュース広告でHHKBが累計50万台を突破したとのことでキャンペーンをやっている記事を見ました。それを見て、そういえば自分もずっとHHKBを使ってるなと思い、この記事を書いてみようと。。

HHKB50万台ありがとうキャンペーン

HHKBも販売はじめてから相当の年月が流れてるんだなと思います。2016年が20周年で歴史を振り返るページもあります。

HHKB20年の軌跡

使い始めたのが約20年前

思い返せばHHKB(Happy Hacking Keyboard)と出会って使い始めたのが2000年の頃だったと思います。当時はソフトウェアのエンジニアをやってまして、その頃作ってたのがSun Microsystemsのメールサーバーに対応したウイルス対策製品でした。その時代のSunは全盛期で、大きな会社はどこもサーバーにSunの製品を使っていました。開発はUltraSPARCが載ってる機器、ULTRAやEnterpriseを使ってOSはSolaris2.6、7、8あたりだったと記憶してます。

SolarisはWindowsのように画面に窓を持つインターフェイスのOSですが、コーディングや設定などなど普段の作業はほぼ全てTerminalで文字を入力するものでした。朝出社するとまず最初に入力するのは決まってupdate(CVSを使ってました)、ときには社外から接続して作業することもありました。

そうしてくると、キーボードが仕事をする上で重要なものになってきました。もっと打ちやすいものはないか、扱いやすくて邪魔にならないものはないか、など気になるようになってきます。そんなときに会社の人から聞いて知ったのがHHKBでした。人が使っているのを見て、「うわ、小っさ」と驚きました。キーボードのマニアではないですが、こだわっている所も少しあり、何よりも邪魔にならず長く入力していられるものを求めていたので、これを使ってみようと思いました。当時は秋葉原の限られた店舗にあったので早速買いに行きました。

最初の壁

HHKBはとても快適に使えていました。コマンド入力もスムーズでコントロールキーがとても使いやすくて嬉しかったのをなんとなく覚えています。今では驚きですが、コーディングにviを使っていました。なのでほぼ全ての仕事がHHKBをカタカタと使うだけでこなせる状態でした。

そのうち文書やプレゼン資料を作るのにもHHKBを使うようになってきました。そして、他の製品の開発で言語が違ったりしてプラットフォームとエディタが変わったりしたときに、1つの壁が立ちはだかりました。

それは、「矢印キー」の操作です。

Unixを使っているときはたまにしか矢印キーを使うことがなかったので「Fn + [;’/」というのはそれほど気になりませんでしたが、Windowsを使うときは矢印キーを普通に使う機会が増え操作に戸惑うこともありました。

それでもやっぱり使ってる

私は他のキーボードを全く使ってないことはないです。Macを使うときはApple Keyboardだったし(今はMacでもHHKBを使っていますw)、ThinkPadやMacBookのようなノートを使うときはHHKBは使わないです。他のキーボードを使っているときは矢印キーが楽だなぁと思う時もあります。

ですが時間が経つと次第に「Fn + [;’/」の操作に慣れてきました。それでもたまに急いで入力するときなんかは、入力ミスをしたりします(矢印キーの入力ミスなんておそらくHHKBくらいだと思いますがw)が・・。

HHKBの日本語配列が出たときに、矢印キーが付いているのを見て日本語配列にしようかと考えたこともあったのですが、長い間英語キーボードを使ってきてるし、他のノートは英語なので日本語と英語が混ざった環境もややこしいと思いやめました。

矢印キーに翻弄されながら、そんなこんなで今でもHHKBを使っています。結局のところ矢印キーの操作以外は何の引っ掛かりもなく気持ちよく使えてるんですね。それが大きいんだと思います。当然独立した矢印キーの方が楽ですが、「Fn + [;’/」の操作に慣れると最低限の操作ができて、それで十分補填されるからだと思います。

今はHHKB Professional2を使っています。

まとめ

もしHHKBを買おうかどうか悩んでいる方は参考にしてください(参考になるかわかりませんがw)。利用しようとしている環境と人に合っていればとてもいいキーボードだと思います。合っていないのはおそらく、ゲームで矢印キーを多用したり、矢印キーを使えないとイライラしてしまう人などかなと思います。それ以外だったらとても快適な環境になるでしょうw

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