以前よりMacを使っているのですが、古いMacの写真を見ていると古いものから順に写真を並べてみるとおもしろそうだったのでまとめました。
でもここでは、年表を正確に表示しているわけではありません。
何年にリリースされたものだとか、細かい情報は省いて大雑把に古いものから並べてみました。
今回は一体型編です。
歴代Mac(一体型編)
Macintoshの真骨頂といいますか、象徴といいますか、最初のMacintoshが登場したのが一体型です。
このデザインはこのあとも進化していき社会現象まで巻き起こします。
コンパクトなコンピューターとして次々と新しいモデルが登場するのですが、今回もPower Macintoshあたりから写真を並べていきます。
一体型のPower Macintoshは第2世代から登場します。
このMacintosh Performa 5xxxはLC5xx/Performa5xxからの後継機です。
正直なところ当時はこれら一体型はMacintoshの廉価版といったイメージが強かったと思います。
パソコンは決して一般家庭に浸透しているものではなく、趣味や仕事で必要などの理由を強く持っている人が使っていたように思います。
なので、PowerPC G2の搭載モデルまで細かく数種類の一体型のMacが登場しましたが、日本では一般に普及はしてませんでした。
この状況が一変するのがこのあと登場するiMacです。
この衝撃的なiMacの登場で、これまでのパソコンに対するイメージが一新されました。
このときパソコンのことはよくわからないけど、iMacを買った人はけっこういたと思います。
iMacをきっかけにパソコンを触り始めた人もいっぱいいたと思います。
一部の特殊な人たちだけが使っていたパソコンが、幅広く一般にも浸透し始めたきっかけとなるパソコンです。
2018年5月7日にAppleのティム・クックがiMac登場から20年を記念して、スティーブ・ジョブズがiMacを紹介したときの動画をツイートしています。
◆ティム・クックのツイート
今みてもこのiMacは綺麗ですねw
このクリアデザインはいろんな製品に影響します。
様々な製品がこのデザインコンセプトに似せたデザインで登場します。
パソコン周辺機器だけでなく、いろんな種類の製品がこんなデザインでした。
この現象は色や形のデザインだけでなく、製品名にも影響しています。
製品名の頭に「i」を付けるものも出始めました。
この辺はいろいろな問題や係争もあると思うので特にコメントしません。
とにかく、iMacの登場でいろんな事柄が激変しました。
このあともiMacは進化していきます。
PowerPC G3のときはこのクリアデザインが続きます。
そして数年後にPowerPC G4になったときに、iMacはまたデザインが一新されます。
歴史的に一体型は廉価版といった位置づけですが、このころはiMacの価格は少し上がりぎみでした。
そこでeMacという製品が一般市場に登場します。
PowerPC G4を搭載した廉価なMacintoshです。
eMacの「e」はeducationの頭文字で、元々教育期間向けに提供していたMacを一般市場に投入した製品となります。
デザインが世代ごとに大きく変更されるiMacですが、PowerPC G5のときも新しいデザインモデルが登場します。
この頃になると現行デザインの雰囲気がありますね。
G5はこのあとカメラ内蔵モデルが登場して最後となります。
外見は初期のG5と同じですが、内部構造はだいぶ変更されてます。
このモデルは2005年に登場します。
そして2006年にIntel CPU搭載のiMacが登場します。
このときのIntel CPU搭載のiMacはG5のときと同じデザインです。
2007年の登場時にデザインが変更されます。
このときのデザインが現行デザインとなります。
ここではすべての年代のiMacの写真は並べませんが、正面から見ると皆同じです。
参考:Appleサポートサイト
デザインコンセプトは同じですが、年代を重ねていくごとにスペックが向上してディスプレイも薄くなっていきます。
そして高価なパソコンへとなっていきます。
2017年にはiMac Proが登場します。
BTOの構成によっては100万円を超えるiMacもあります。。
近年Macintoshはどのモデルも高価になってきてますよね。
確かに今のMacは技術的なスペックだけでなく、製品全体の作りが洗練されてきていてすごいと思います。
当然トラブルもたまにありますが、私としては使うのが嫌になるようなトラブルは起きてません。
自分はAppleを溺愛するようなマニアではないと思うのですが、結局使いたくなるようなワクワクする製品があって、使ってみると満足してしまうので使っています。
今後もAppleがそんな製品を出し続けてくれることを期待しています。
最後に参考ですが、Macintosh全体の系譜がwikiにまとめてあるので参考にどうぞ。
各表からそれぞれの記事にリンクされています。